忘却に委ねて

恥じて生きるより熱く死ね

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE! ~A・ZU・NA LAGOON~@東京ガーデンシアター 感想

ライブの日を迎えるのが楽しみであり、そして来て欲しくなかったと思うことは早々ないだろう。今回頭からこびりついて離れなかったのが楠木ともりさんの件である。「楠木ともり最後のステージではなく、あくまでA・ZU・NAのユニットライブである」そうだ。正論だ。だが俺たちはそう簡単に割り切ることはできない。ライブを待ち侘びるわけでもなく「迎えてしまった」というなんとも複雑な気持ちで東京ガーデンシアターに足を運んだ。
幸い両日当選し、現地に赴けたので個人的に印象に残った点を書いていきたい。
 
・声出し解禁
最高!マジで待っていた。アリーナなんかそうだがギューギューに詰め込まれて連番者同士ベラベラ喋ってる時点で今更声出ししようがしまいが感染リスク変わらんだろと思っていたので国と運営には感謝したい。初日、開場直後に会場入りしたが、ティーザー映像で既にコールが起きて感無量だった。確かLumfだったと思うがAクラのあとに「ディア!マイフレンズ!」コールのあと歓声が上がり、ああ...やっと日常が帰ってきたんや...と思って泣きそうになった。その後も当然声を枯らすまで叫び、もう本当に最高だった。前口上とハイハイ被せてSolitude Rainでオーイングしてたオタクでさえ許せた。テンション上がりすぎてちょっと厄介気味な絶叫もかましてしまったが許してほしい。
 
・セトリ/内容について
こちらを参照されたい。

全体としてかなり「A・ZU・NAらしい」構成だったと思う。R3BIRTHがえぐすぎるセトリかましてきたわけだが、変に対抗するのではなくA・ZU・NAの魅力がキッチリ引き出されるセトリだった。繚乱とか全ドリやっちゃダメなんすよね。まあやったらやったでやべえだの神だの言い出してたのは間違いないがw、まあまあ。

個人的に夢への一歩をめちゃくちゃ期待していたがやらなかった。が、満足度は120%くらいある。エイエ戦サーのコールは盛り上がったしAPはまさかやると思ってなかったから感極まるしニャンデイズもオタクのキモさ↔キャストの可愛さの対立構造はバカおもろかった。ニャンデイズでは大西亜玖璃さんの魅力に改めて理解してしまい、DLsiteで同人音声を買ったり迷っていた写真集を2冊買ったりしてしまった。私はオタクではないです。「ガッキーが好き」と言ってオタク扱いされることがないように、大西亜玖璃さんのような非常に美しい方を追っていても至極当然のことですからね。

あと今回幕間アニメがかなり観客を楽しませる工夫がなされてたと思う。恐らく声出しできない状況を想定して作られたと思うが非常に良かった。「怖かったよーー!!!(しずくチーム)」「俺もーー!!!」「一生に泳ごう果林!!!」とか一々適当なことを叫びまくっていた。

しかし...2日目のCHASE!はもうアカンね。歌詞の全てが刺さる。 
はんぱな気持ちで挑みたくはないから
ステージには一つも悔いは残さない
比べてみた 理想とリアル
まだ届かないけど感じるから
道の先のゴールを
まぶたを閉じれば 何度だって出会える
高鳴る鼓動 信じる未来を ここに宿す
世界が色付いて光りだす瞬間を
君と見たい その心がアンサー
ああ...今ブログ書いていても泣ける。力強いロックナンバーであり観客が「盛り上がる姿」を見せる必要性もあったことからもうボロボロ泣きながらハイ!ハイ!叫んでいた。CHASE!はアニガサキ時空でも「あの日から 世界は変わり始めた」きっかけであり、元々特別な位置づけだったが3次元展開においても本当に忘れられない楽曲になってしまった。まさかCHASEをもう1回見れるとは思わなかった。セトリ考えてるやつ理解りすぎてんなー。その後は気迫のBTSがあった...という評判だがCHASE!でもう感情になりすぎて正直覚えていない。ごめん亜玖璃...
あとはLUmfもしっかり入ってて良い。LUmfはトキランに並ぶくらい皆勤してるよな?応援してくれる「あなた」への「ありがとう」を伝える楽曲だが虹ヶ咲の歴史、コンセプトが詰まった名曲中の名曲。「本当はね 本当はね ずっと言いたかった いつだって ありがとう」のパートをともりが歌っていてまた号泣した。「ありがとう」、本当に俺たちがあなたたちにいちばん感謝してるよ...あ〜LUmfは俺の中ではちょっと特別すぎるね。トキランで終わったのも良かった。ともり自身も「思い入れが強すぎる」と語っていたのもあるし(ここで5thのMCを思い出しまた泣く)、それを受けてのラストだったようにも感じる。やっぱ原点にして頂点、トキラン、LUmfの二大巨頭なんすよ。
 
・地蔵多すぎ問題
初日は良かったが2日目の周りは地蔵が多すぎてブチ切れそうになった。感極まったオタクとかではなかった。ジャスビリでさえ声出さないのはマジで何考えてんだ?モチベもバカ下がるから地蔵はマジで出禁にしてほしい。曲が聞きてえならCD音源聴いてろバカ。フォロワーの中には「俺らが引っ張っていく必要がある」とか言ってたオタクはいたが、俺はそこまで人間ができていないのでただブチ切れという感じだった。コールなんて間違えてもいいんだから声出して盛り上がってくれ。俺もDancing in the Lightの「Let's go」のタイミング間違えたが「間違えたごめん!!!」っつって切り抜けた(?)。
 
楠木ともりさんのこと/最後のMC
俺は特別ともりるを推していたわけではないが、ラブライブ!キャストのなかで唯一同年代ということもあり、一番親近感をもって応援していたと思う。彼女の言動は「プロ」の「アーティスト」という感じだしふざけて生きている俺と同年代とは全く思えない。才能のある人間がなぜ病に侵されなくてはならないのか、俺のような人間がなぜのうのうと健康に生きているのか...才能のある人間以外生きる意味がないみたいな思想には与したくはないが、あまりに残酷だ。
俺たちオタクとしてはともりるに辞めないでほしいと思ってるし、声だけでも続けてほしい。4thのMCであったように「どういう形であれ、楠木ともりが演じることに意味がある」というのは全オタクが思ってることだろう。だが、そういう俺たちの思いを分かりつつも、降板の選択をしたともりるの覚悟や想いを踏まえれば「辞めないで」とは口が裂けても言えない。それは分かっている、分かっているが...そう割り切れるものではないし、やっぱつれぇわ...言えたじゃねえか。そういう想いは誰しも抱えてるからこそ、2日目のMCで前田が代弁する形でともりの降板に触れたのは良かったと思う。「それでもう、本当にもう、あたしは...」ともりに覆いかぶさった前田が絞り出すように「お疲れ様です...」と発したところでもうダメだった。涙が止まらなかった。虹ヶ咲結成から長年共に歩んできたキャストの想いは俺たちオタクなんかより遥かに強いだろうし、そういうことを一気に考えると感情がぐちゃぐちゃになった。恐らくあの場で降板について触れることはともりは望んでいなかっただろうし、発言を聞くにそういう取り決めはなされていたと推測される。だが、前田のMCは本当に熱い想いが溢れていたというか、もう触れざるを得なかった、不可抗力という印象を受けた。5thのとき療養明けの前田が虹のみんなを見たら安心した、という下りで真っ先に泣いてたように前田は本当に情に厚い人間なんだよなあ。前田のMCがあったからこそきっちり「ありがとう」「大好き」を伝えられたオタクも多いと思う。その後あぐも崩壊するかと思いきやしっかり言葉を紡いで締めていて「成長」を感じる側面もあった。1stで号泣してグダグダだったの思い出すと本当に成長した。MC後の挨拶では涙を見せる一面もあったが、まあでもしっかりライブをまとめていた。
 
まだまだ書きたいことはたくさんあるが、一々書いていたらキリもないのでこのへんにしておく。本当に楽しく、美しいライブだった...次の現地はQU4RTZなのでこれもしっかり癒されつつ全力で楽しんでいきたいですね。

いつもの

他大ラ研の方々もありがとう!楽しかったです