忘却に委ねて

恥じて生きるより熱く死ね

リエラにいまいちハマれない

なぜか。理由は色々ある。アニメが渋い、推せるキャラが少ない、陰キャだから聖地の原宿が受け付けない、イベント打ちすぎ、とか。

 

アニメ2期も終わったが、終盤の脚本の酷さにはビックリした。唐突な展開についていけないオタクは多かっただろう。2期終了後の数時間後には3期すら発表された。おいおい...

 

個人的にラブライブ!シリーズが魅力的であるのは歩んだ軌跡や成長が胸を打つからだと思っている。全くの無名なコンテンツであったところから深夜アニメとしては相当ヒットした無印は言わずもがなであるが、他シリーズもそういう要素はある。Aqoursは先代と比較され、叩かれつつもしっかりとそれを継承してきたと思うし、アニメに通底する暗い雰囲気をウォタブに収斂させたのは本当に圧巻だった。コロナ以降数々のイベントが潰され、何とか乗り越えた2度目の東京ドーム公演で「約束」が果たされたのは本当に嬉しかった。虹ヶ咲もプロジェクト発表から苦難の歴史を歩んできた。1stでアニメ化が発表され、キャストがその想いを語るところは何回みても泣ける。5thで活動を振り返る幕間映像が流れたところは涙が止まらず、ブレードも振らず立ち尽くしていた。

 

が、リエラ、もといスパスタにはそういう累積みたいなものが感じられない。初めからアニメ化が決まっており、イベントはバンバン打ち、アニメは続編ありきの内容である。他シリーズでも多かれ少なかれそういう面はあるだろうが、運営の決めた既定路線に従っているという印象を強く受けてしまう。おこがましいかもしれないが、他シリーズはファンあってこその物語が生まれているように思う。リエラやスパスタはファンを置き去りにしているように思えてならない。まあ、おれが置いていかれているだけで真摯にキャストを追ってたオタクはそうではないのかもしれないが...

 

とまあここまで考えるとやっぱり運営がダメなのがハマれない一番の要因だろう。少なくともおれの周りもそんな感じだ。今やラブライブ!以外にもライバルコンテンツは多い。展開についていけないオタクはいらん、みたいなことなのか?このままでは先細りしつつあるラブライブ!というコンテンツがさらにしょぼくなる未来しか見えない。「みんなで叶える物語」はもうどこにもない。