忘却に委ねて

恥じて生きるより熱く死ね

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! I love You ⇆ You love Me 愛知公演@Aichi Sky Expo感想

両日行ってきた~ので感想。
 
・総評
めちゃくちゃ良かった。100点中、120点とさせてください。今回「愛の交換」っていうテーマは世界観に対しての客体、すなわち「あなた」の視点がある虹ヶ咲にしかできないものなのでそこはまず良かった。セトリ、構成も俺個人として首を捻るところはほぼなかったし、随所に観客を楽しませる工夫も見られ、まさに虹ヶ咲らしいライブだったと思います。(どっから目線?)
 
・ソロ曲について
5thアルバムの曲は確定だったので他にもソロやってほしいよな〜って話を前々からしてたが日替わり3人×4、という形で全通マンにとってはありがたい形で叶えてくれた。1人ずつ振り返る。
 
歩夢→まず「Walking Dream」について。ストーリー読む感じそもそも歩夢において「好き」の概念は身近なものに対して発動されるが、恋愛においてもその延長線上にある。これって逆説的だけど「好きな人」も身近にある必要があって、そのために「キミを私に閉じ込めたい」という重い歌詞があって、歩夢自身それをナチュラルに成立させてるのマジでいいですね。俺は人生で誰からも愛されたことがないので歩夢と共依存みたいな関係になりたいと思って推してるから。ちょっと詳細は伏せるけど俺と歩夢はかなり大きい共通点があるから「運命ってあるね」もクソ刺さる。で、まあライブでは結構振り付けが多かった印象があり、ちょっとバタバタ気味の亜玖璃がかわいかった。Walking Dream、直訳して「歩夢」という歌詞が繰り返されるのもマジで良くて嫌でもそれを脳に刻み込まれる。ってかさ〜歩夢推してると二推しとかなくないすか?いや、虹ヶ咲のキャラみんなかわいいし好きだけど推すのはポリシーに反するっていうか...(アニメキャラガチ恋くん) とはいえ俺があんまオタクと歩夢の話しないのプロ同士多く語らない(こち亀)みたいなところがある。
Say Good-bye涙やったのも良いですね。ファン⇆歩夢という関係性において歩夢→ファンを成立させるために歩夢が自身を好きになっていこう、という背景があるのである意味愛の交換のテーマには即してると思う。
 
かすみ→「背伸びしたって」「Margaret」の2曲。かすみの恋愛観は相思相愛が絶対的なものらしく、そのためには自分が相手に対して相応の対価を捧げる(=可愛い私であること)必要があるんだけど、「背伸び」しないといけない現実がある。でサァ!(普段ボソボソ喋ってるオタクがあげる突然の大声) そういう「素顔」をあえてさらけ出してもファンは増える、という背景を持つ「Margaret」やったのもマジでいいね。今ある現実と合意すること...(アカギ)、一貫性がある。どっちも献身的で健気なかすみの魅力が引き出されている。
 
いま、名古屋→岡山の帰りのバスでこれを書いている。歩夢、かすみを書いたらもう疲れてしまった。あと10人もいんのかよ〜だる(お前本当に虹ヶ咲好きなの?)
 
しずく→「小悪魔LOVE」「あなたの理想のヒロイン」の2曲。どっちも相手本位であるって意味では本質的には同じだと思うので、ナイスな選曲。小悪魔LOVE、キャスト、衣装、曲の中毒性まで含めてあまりに完璧すぎるんだが脳が狂わされそうになるので...これはDティアですね(ジョーfit)  てかさ〜俺はブラックメタラーで本物の悪魔だから小悪魔ごときに負けないんだよね。と言いつつ...
 
果林→「My shadow」を披露。クールなイメージを崩したくないはずの果林がステージ上においては嘘をつきたくない、とのことで「ありのまま」を歌い上げた曲であるが、こういう恋の葛藤は結果的に果林の大人っぽくてセクシーな魅力を引き出せていると思う。私は中高6年間男子校なのでよく分かりませんが...間奏はR3ユニライにおけるダンスパートっぽい感じはあり、同様に久保田もやってくれて良かった。
 
愛→「Request for U」を披露。この曲は普段みんなに向けるLOVEを1人だけに向けたらどうなるか、という背景がある。しかし、誰かのように重くなったりせず「結局フツーに」、普段の生活を楽しくしたい、というものでなんか陽キャの思考って感じがある。まあ曲はどうでもいいんですが(は?)、リリックビデオのサムネと同じポーズから始めるしステージ上におけるオフショでも唯一同様のポーズをあげた村上奈津実さんに盛大な拍手を送りたいよおれは。
 
彼方→「Cooking with Love」と「My Own Fairy-Tale」の2曲。彼方曲浅いので後者はノーコメとさせてください。で、前者の曲のストーリーなんすけど、やばくないすか?好きな人には自由でいてほしいからそもそも自分が彼女である必要はないのでは、という思考まで行きつく消極性がやばい。自分からは特に何もしないけれど、いつでもおいしい料理を作って待ってるね(受け入れる)という姿勢もふまえるとこいつの家庭家父長制的な意識が浸透してね?という気がしてくる。
まあそんな感じで冷めた目で見つつライブに挑んだが鬼頭明里に全部破壊されてしまった。だいたいあの衣装なんなんだよ...訳わかんねえよ...オタクの悪ノリだろうが...クソ!!!パンフ見たか?あ〜〜〜腕の絶対領域たまんね^〜 丸ごと包んでぎゅっとしてChu!うわああああああ!!!!!!助けて!!!!
 
性欲とは神が与えし大罪!逃れられぬカルマ!(なんでも淫夢くん)
 
疲れたな〜そろそろ大阪着く。あと6人もいんの!?(虹アンチ)
 
せつ菜 →「チェリーボム」「ヤダ! 」の2曲。うむ。ストーリーは「100%気持ちを届けたい」のは特定の相手ではなく、「ここにいるみんな」だというせつ菜の原点回帰的な印象はあり良かった。が、歌詞の「この世界中でひとり こんな気持ちにさせる人」っていうのはなんなんすかね... これふまえるとチェリー、ふたつの果実って「私とあなた」の関係性のメタファーじゃね?と思う。まあ基本的に爆発せんばかりの想いを疾走感あるメロディーに載せたところはめちゃくちゃ評価してるのですがここだけストーリーとの整合性が取れなくないか?教えてくれ誰か〜 まあライブとしては林鼓子のパフォーマンスも文句ないし1サビかUO折ってグルグルして楽しかった(バカ)
 
エマ→ 「恋するSunflower」を披露。「温かくて、穏やかで、優しい気持ち」を保ち続けるために、誰かと過ごす大切な「思い出」をたくさん作りたい、という気持ちから生まれた曲。初日リリックビデオ止まってね?って思ったんだけど2日目見たら写真が吸い込まれる感じの演出からリリックビデオのサムネが出てきて、あっこれって「思い出」を象徴する1枚なんだあ...と思ってグッっと来た。
 
璃奈→ 「私はマグネット」を披露。あ〜これはSティアですね。(ジョーfit) 愛さんに向けた曲であることがストーリーで明示される。りなあいの関係性は言わずと知れた話なので割愛するが、ストーリーではいえなかった気持ちも曲にしてるところがめちゃくちゃ良い。「想いを歌に載せる」ってこういうことを言うんやなって...(天を仰ぐ) 俺は最近基本ブレード使わないけどこの曲はオレンジにして掲げていたら2つ後ろのブロックにいたオタクに目立ってたって言われたがまあいいだろう。
 
17時10分に大阪駅ついて40分のバスに乗り継ぐ予定だったのに大幅遅延でジャーした、大阪バス死ね!!!マジでキレそう(いま)
 
 
栞子→ 「咬福論」を披露。ストーリーでは2人だけがわかる「目に見える形での絆」が欲しい、ってことに重点が置かれてたと思うんだけどそっから痕(きずな)の話にすり替わってるの意味わからんかったし、そもそもなんで絆が実体を持つ必要があったんだ?ってなる。別にそのあり方は有形でも無形でも良くて(エマの話参照)、そこに上下関係はないはずなんだよね。すげえ個人的な話していい?イイヨ〜(裏声) 俺は就活のとき業界選ぶにあたって有形商材しか価値を見いだせなかったから「実体を持つ」ことへの意味に変にこだわっていて、すげえ気にしてる。これって多分「目に見える」ことより「2人だけ」がわかる秘密であるってことが重要で、「笑顔で首筋抑えて」「目で「内緒だ」って笑う」あなたの姿の確認という形での愛の交換がエロいみたいな話なんすかね???
ていうかこの曲、キャラの性格とか気質からストーリーと曲に落とし込んでるんじゃなくて、発想の根幹が八重歯からスタートしてるとしか思えないんだけど?
有識者の解説求む!よく分からんかったのでモヤモヤしつつも「跳びポ」でしっかり飛んだりしてたのでライブではそこそこ楽しめた。
 
ミア→ 「Lemonade」を披露。これストーリー手抜きだと思ってる。エマの発言で「自分のことを一番に考えてくれる人」が重要だと気付くがここ急すぎてよくわかんないな〜。前提と帰結を補完する文脈が抜け落ちてないか?ン〜あと俺はTOEIC5点だから英語もよくわかんないしね。天才作曲家のプライドの高さ、思春期の未熟さみたいなとこが出てる歌詞だとは思いますがね、何せTOEIC5点なので... まあ一応コールも入るし秀ちゃんの遊び心のある演出も良かったと思うのでBティアといったところですね(ジョーfit)
 
ランジュ→ 「5201314」「夜明珠」の2曲。後者は浅いのでノーコメで、テーマには即してると思います。前者については猪突猛進という感じの背景がありいかにもランジュらしいし、曲調もそう。ライブではマサイしてHunting for Loveをコールしておけばクソ楽しめる。衣装で前腕側面にLANZHUってマーク入ってるのも自己主張強めでええね。
 
まあそんな感じだ。どのラブソングも概ねキャラの魅力を引き出していると思うし、既存曲も適切な選曲だと思う。はい 次(医者)
 
・Twinkle Townに見る俺の人生
2日目に披露されたTwinkle Town、俺が経験したなかで最高のクリスマスイブだと実感させられたし、今後人生下り坂だから「今が最高」なのが痛いほどわかって泣けた。ライブver特殊イントロで泣ける。欲をいえば全員で着せ合いっこしてほしかったけどなぁ〜俺もなぁ〜。
 
・全体曲について
全体的に未来志向の曲だと思う。虹ヶ咲の歴史を考えるとアニメ化決定がかなりターニングポイントだと思ってる。当初アニメ化の予定がなかったというのは有名な話だし、2期準拠の5thではある種集大成という感じで、このまま終わるんじゃないか、という不安は誰しも抱えていただろう。それでも、(ここで天を仰いでいる)その後運営やキャストが発信し続けたのは虹ヶ咲はこれからもずっと続いていく、ということだったし6thでもしっかりそれを証明してきたように思う。
今回5thアルバムの表題曲「Fly with You!!」はまさにその象徴という感じで、
TOKIMEKIのストーリー
KAGAYAKIの軌跡 その続きを
描いて 笑って たどって届けよう
でよく分かる。「あなた」へのこれまでの感謝、そしてこれからも...という通底するテーマを「愛」という形でまとめ、随所に示してくれるのは捻ってるわけではないがめちゃくちゃいいと思うし、俺たちも「愛」を伝える必要がある。冒頭でも触れたけど虹ヶ咲には「あなた」っていう第三者の視点が存在してるし、双方向的に「愛」を交換するのは必然ですらある。いま現在ラブライブシリーズって全部追うのは不可能なほど色々展開されてるけれどこうやって独自性をきちっと出してくるのはほんとにいいと思いますよ〜
 
全体曲でほかに書きたいことはたくさんあるんだけども本当にキリがないし疲れちゃったので全体曲はあとシンドリだけ触れたい。
OVAを劇場で12回見に行ってその都度ボロ泣きしてたので「SINGING, DREAMING, NOW」は2023年の俺にとってめちゃくちゃ感慨深いものがある。あのポラロイドの演出はまさに2次元と3次元の融合という感じで「いま、ここ」にキャラが息づいていることをめちゃくちゃ実感させられるし、あのポラロイド持って聖地巡礼してシンドリ聴いたときもまぁ〜〜泣けた。ライブではステージ各所にいたメンバーが最後中央に集まってジャケ写と同じポーズして矢野妃菜喜がそれを撮影する、というあまりに解釈一致すぎる演出もあり(あの歌詞カード的に必然ではあるが)、マジでラブライブ好きで良かった...と思った。うーん、最後の曲としてあまりにふさわしすぎますよね。いや〜〜〜まじで良かったな〜〜 あれを2日目ドセンの最前ブロックで見れたの本当に良かった。
 
あ、あと一つだけ(杉下右京)、俺は見てなかったんだけど初日のトキラン、「胸に手を当て 聞いてみるよ」のとこで久保田未夢が耳に手を添えて大好きを!コールを期待してたという話をオタクから聞いて横転してしまいましたよねW 6thのテーマに即せばここで「大好き」をでっけえ声で叫ぶのはもはや義務とも言えるし、6thにおけるトキランの意味を完全に理解してる久保田ヤベ〜〜...
 
・キャストのMC
村上奈津実、お前がナンバーワンだ。「私はマグネット」って当然璃奈→愛への単方向な愛なんだけどそれを双方向にするために、「愛を交換する」ために、天王寺璃奈、そして田中ちえ美に愛を伝えてたのマ〜〜ジでいいね...にじたび広島でもすげえ思ったんだけどこうやって誰かを慮れる女性(ひと)、好きだな〜...(イキ告)
あと林鼓子も良かったっすね...初日は涙ぐんでたのが2日目は笑顔で「みんなといられることが幸せです」って言ってたの、すっげえあったかい気持ちになった。ここちゅあーーーん!!!(池沼大声) 
 
・ダメだったところ
椅子が狭い
会場まで遠い(FwY、ジャスビリ要素で耐えた)
初日の夜飲み屋で酔っぱらって円陣組んだりしてたらステッキなくした(バカ)
 
今回そんな感じ、何を書いたって構わない(けんた食堂) 疲れたのでこの辺で筆を置かせていただきたく。(日立構文) あ、ちなみにサウナフジデカいプールあって楽しかった(ガキ)。ウェルビーより広々してる印象もあるし朝飯いらない場合はサウナフジ一択。
 
次は神奈川。こっちも両日参戦するのでそれまで3週間死んだように生き、ライブでは生きたように死ぬ予定。

普段あんまオタクと写真撮らないけど今回最高だったので